外宮マップ 多賀宮 土宮 御正殿 風宮 手水舎 勾玉池・奉納舞台 忌火屋殿 神楽殿
外宮を参拝する。
多賀宮(たかのみや)
多賀宮は外宮正宮南方の檜尾山(ひのきおやま)にある。別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。
山頂にあるので高宮(たかのみや)であったが、縁起のよい字を当て多賀宮(たかのみや)になったと考えられている。
外宮の別宮は多賀宮のほか境内に土宮(つちのみや)と風宮(かぜのみや)、境外に月夜見宮(つきよみのみや)があるが、多賀宮がもっとも古く、外宮の4別宮のうち、 『止由気宮儀式帳』(804年)と『延喜式神名帳』に記載されているのは多賀宮のみである。祭神が外宮の祭神の豊受大御神の荒魂である 豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)であることから、4別宮の中で最高位とされる。
正宮前の池の横の亀石を過ぎ、土宮と風宮の間にある石段を98段登った丘の上に多賀宮がある。亀石は高倉山の天岩戸の入り口の岩を運んだと伝えられている。
足腰が悪く丘の上に登れない者のために、麓の池のほとりに多賀宮遥拝所が設けられている。
土宮(つちのみや)
土宮は外宮正宮南方の檜尾山(ひのきおやま)の麓にある外宮の別宮である。別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。
外宮の別宮は土宮のほか、境内に多賀宮(たかのみや)と風宮(かぜのみや)、境外に月夜見宮(つきよみのみや)がある。土宮は多賀宮に次ぎ古く、多賀宮・月夜見宮に次ぎ3位である。
正宮前の池の横の亀石を渡った先の石段の左に風宮が、右に土宮がある。亀石は高倉山の天岩戸の入り口の岩を運んだと伝えられている。
御正殿(ごしょうでん)
第21代雄略天皇の22年(5世紀)、天照大御神のお告げがあり、丹波の国からこの伊勢の国にお迎えしたと伝えられています。
これは、天照大御神の内宮御鎮座より、481年後の事だと言われています。
この豊受大神宮は外宮(げくう)とも呼ばれ親しまれていますが、天照大御神のお召し上がりになる大御饌(御食物)の守護神であり、 すべての産業をお守り下さる神様として豊受大御神をお祀りしています。
御正殿は唯一神明造りと呼ばれる建築様式で、一般神社の神明造りと区別して呼ばれています。
屋根は切り妻造りの平入で萱葺きであり。両端の破風板の先端が屋根をつらぬいて千木(ちぎ)となっていて、外宮ではこの千木の先が大地と直角(垂直)の外削ぎになっています。 (内宮では水平の内削ぎになっています) 棟の上には9本の鰹木が並び、この棟を直接支えている棟持柱が両端にあります。柱は堀立式の丸柱で地中に埋め建ててあり、素木(しらき)造りで造られています。
これらの唯一神明造りは高床式の穀倉の形式から発展したものといわれ、現在まで脈々と受け継がれています。
風宮(かぜのみや)
風宮は外宮正宮南方の檜尾山(ひのきおやま)の麓に位置する外宮の別宮である。祭神は内宮(皇大神宮)別宮の風日祈宮と同じ級長津彦命・級長戸辺命で、 外宮正宮前の池の横の多賀宮への参道にある亀石を渡った左側に風宮がある。亀石は高倉山の天岩戸の入り口の岩を運んだと伝えられている。
別宮とは「わけみや」の意味で、正宮に次ぎ尊いとされる。外宮の別宮は風宮のほか境内に多賀宮(たかのみや)と土宮(つちのみや)、境外に月夜見宮(つきよみのみや)があるが、 風宮が別宮となったのは1293年(正応6年)と最後であり、4別宮の中で第4位とされる。
古くは現在の末社格の風社(かぜのやしろ、風神社とも)であったが、1281年(弘安4年)の元寇の時に神風を起こし日本を守ったとして別宮に昇格した。
手水舎(てみずしゃ)
手水舎は、通常神社、寺院の参道脇または社殿脇に置かれ、参詣者が手や口をすすぐ。多くの手水舎は、四方転びの柱が用いられ、四方吹き放しとなっており、 その中に水盤が据え付けられている。水盤は通常、石材のものが多いが、鉄や木などの材料を用いたものも存在する。
水盤には柄杓が置かれており、それを使用して一回で手水(ちょうず)を掬い、左手、右手とすすいだ後、手に水をためて口をすすぎ、 再度左手をすすいだ後に残った水で柄杓をすすぐのが一般的な使用方法になっている。
勾玉池・奉納舞台(まがたまいけ・ほうのうぶたい)
古代の装飾具の勾玉(まがたま)の形をした池で花菖蒲(はなしょうぶ)で有名。野鳥が羽を休め、ゆったりした時間が流れています。
舞台では観月会(かんげつかい)などの行事が行われます。
忌火屋殿(いみびやでん)
日々お供えする食事の神せん(しんせん)をととのえる御殿で、神様のお台所です。特別におこした神聖な火である忌火(いみび)を使う建物なので、忌火屋殿と言います。
神楽殿(かぐらでん)
御祈祷とは、「祈願」といい神に感謝を捧げ、更なるご加護をいただけるように願う儀式です。 神宮の御祈祷は、「御饌(みけ)」と「神楽(かぐら)」に大別されます。内宮・外宮にはそれぞれ内宮神楽殿・外宮神楽殿があります。参拝者の御祈願を大御神さまにおとりつぎしております。
ホームに戻る リンク集を見る